2026.11.02NEW
茨城県つくばエリアでカーラッピング、ペイントプロテクションフィルム、カラーPPFを施工販売するボイジーです。
みなさんこんにちは!ボイジー代表の古川です。
今回はトヨタ86のボンネットを3Mのカーボン調フィルムでラッピングしたお話です。ボンネットのラッピングは見た目のインパクトもあり、ラッピングの入り口として最初に施工する方も多いメニューです。またカーボン調のフィルムはネットでも比較的入手しやすいこともあり、DIYで挑戦されているお車もよく見かけます。一見するとプロが施工したのか、DIYで施工したものなのかわからないと思いますが、見るところを見れば違いはわかります。今回はそんなプロとDIYの違いに着目してブログを書いてみたいと思います。
まずラッピングフィルムとは何なのか?というところから話を始めます。一般的にフィルムは塩化ビニールに可塑剤(ビニールを柔軟にするもの)を加えて平たく成形し、接着剤を塗布したものを指します。フィルムを成形する方法としてカレンダー製法、キャスティング製法の2つがあり、カーラッピングにはキャスティング製法で成形されたフィルムが使われます。ちなみにカレンダー製法のフィルムはカッティングシートが代表的なフィルムです。両者の違いは寸法安定性に現れます。簡単にいうと熱や経年によるフィルムの縮みが多いか少ないかということになります。いずれにしてもフィルムは熱をかけると縮む、という特性を持っています。
また接着剤の性能も一般のフィルムとは異なります。初期粘着が弱く圧力をかけることで初めて接着する感圧式、空気の抜けをよくするために接着剤に溝を刻んだエアチャンネル、さらにフィルムの滑りをよくするために接着剤表面に微細なビーズを仕込んだもの、一定期間においては再剥離が可能となるなどメーカーによって工夫は様々ですが、これらの性能を備えたものがラッピングフィルムとして使用されています。
ラッピングフィルムの基本的な性能がわかったところで、その性能を引き出すにはテクニックが必要となります。

ボンネットの全体を見た時にシワやエア残りがないことは当然なのですが、スキージの跡やフィルムを持ち上げた時にできるショックライン、接着剤が崩れてできるツブツブな状態(糊ズレ)がないかがチェックポイントとなります。

実際平面を貼るのは意外と簡単で、フィルムを引っ張ってスキージで圧着すれば大抵の場合はフィルムはその形に収まってくれます。しかし表面の状態をよく見ると薄い線が出ていたり、小さなブツブツがあったりします。また無理にスキージングしたフィルムは伸ばされているため、時間の経過とともにシワになったり浮き上がってきたりします。

そんなトラブルを発生させないために、フィルムに適正なテンションをかけること、感圧式の接着剤を固定させるために必要な圧力でスキージングすること、熱を加えてフィルムを安定させることが重要なテクニックとなります。

特にカーボンなどの柄があるフィルムは無理に引っ張ったりすると柄に歪みが出てしまいます。柄が歪まずきちんと整列したように見えることが重要なポイントです。
次に重要なポイントはエッジとコーナーの処理です。平面と違いエッジやコーナーはパネルの厚みが加わり立体的になります。平面のフィルムを立体にするので、ここに技術の差が出やすいと言えます。

直線のエッジ部分は内側まで巻き込みますので表面からは見えにくいのですが、ボンネットを開けて裏側を見ると施工の技術レベルが確認できます。
巻き込み量が最小限で均一になっていると美しい仕上がりに見えます。逆にオーバーに巻き込んであったりカットラインが蛇行しているとDIYなのかな?と思われます。

ボンネットのフロントガラス側のコーナーは一番難易度が高いところです。ここがパネルの形状通りに綺麗に収まっていると、いい仕事してますねーとなるわけです。

逆に無理にフィルムを巻き込もうとすると小さなツノができてしまいます。このツノは時間の経過とともに開いてきますので、見た目が悪くなってしまいます。コーナーはフィルムの「熱で縮む」という特性を上手く使うことがポイントになります。
ボイジーではお客様が気づかないような細部においても最高の仕上がりを追求しています。またフィルムも日々進化していますので、それに合った施工方法など最新の技術を常にチェックしています。DIYで挑戦したけど上手くいかなった方、ラッピングに挑戦してみたいけどできるか不安な方、是非ボイジーのホームページにあるお問い合わせフォームからご連絡ください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。ボイジーのブログは毎週金曜日に更新しています。
次回はポルシェのPPF施工のお話です。お楽しみに!
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